うちの赤頭巾ちゃん
今日もキッチンでは
久々に快晴。空気はあいかわらず冷たいけれど街に色が戻って今日のヴェネツィアはまるで絵葉書のように美しい。
午前中はいつも食材の買出しにメルカートへ出かける。息子は愛車の三輪車を蹴って進む(まだこげないのだ)。その辺りをくるくる廻ったり、八百屋のおじさんに果物をもらったり。イタリア人は子ども好きだなあと思う。いつも街の人に声をかけられる。息子は食材を自分の三輪車のかごに得意気に積んでまた走る。
車の1台も走らないヴェネツィアは子どもだけでなくワンちゃんにとっても天国であり、犬の落し物も結構落ちている。最近はそれらを踏まないように注意しながらハンドル操作ができるようになって、成長成長。月末には3歳になるものね。
今日のランチはニョッキ(じゃがいものパスタ)。皮ごと茹でたじゃがいもを熱々のうちにつぶして、裏ごしする。裏ごし器をくるくる回すとじゃがいもが下からひも状になって出てくるのだから、息子はこの作業が大好き。それから棒状に練ったパスタをナイフでトントン切っていく。フォークの背で模様をつけたり、ほうれん草を混ぜ込んだりする日もある。粘土と違って本当に食べられるから、食いしん坊ちゃんにはたまらないお仕事なのだ。

この冬雪の日にバジルを外で凍らせてしまった。。でも夏のうちにたくさんトマトソースを瓶詰めにしておいてよかった、ありがとう保存食!

息子は小さい頃から台所が大好き。まだ歩き出さない頃からお鍋を入れ子にして出したりしまったり、小さい順に並べたりして飽きることなく遊んでいた(大げさだけど私は子どものそんな姿に畏敬の念さえ感じたものだ)。この1年も彼の育児はキッチンを中心に廻っていたように思う。台所育児は私にとってもこの上なく楽しい。
明日は節分。太巻きを作る。今年は西南西がいいと聞いた。今から願い事を考えよう。
午前中はいつも食材の買出しにメルカートへ出かける。息子は愛車の三輪車を蹴って進む(まだこげないのだ)。その辺りをくるくる廻ったり、八百屋のおじさんに果物をもらったり。イタリア人は子ども好きだなあと思う。いつも街の人に声をかけられる。息子は食材を自分の三輪車のかごに得意気に積んでまた走る。
車の1台も走らないヴェネツィアは子どもだけでなくワンちゃんにとっても天国であり、犬の落し物も結構落ちている。最近はそれらを踏まないように注意しながらハンドル操作ができるようになって、成長成長。月末には3歳になるものね。
今日のランチはニョッキ(じゃがいものパスタ)。皮ごと茹でたじゃがいもを熱々のうちにつぶして、裏ごしする。裏ごし器をくるくる回すとじゃがいもが下からひも状になって出てくるのだから、息子はこの作業が大好き。それから棒状に練ったパスタをナイフでトントン切っていく。フォークの背で模様をつけたり、ほうれん草を混ぜ込んだりする日もある。粘土と違って本当に食べられるから、食いしん坊ちゃんにはたまらないお仕事なのだ。

この冬雪の日にバジルを外で凍らせてしまった。。でも夏のうちにたくさんトマトソースを瓶詰めにしておいてよかった、ありがとう保存食!

息子は小さい頃から台所が大好き。まだ歩き出さない頃からお鍋を入れ子にして出したりしまったり、小さい順に並べたりして飽きることなく遊んでいた(大げさだけど私は子どものそんな姿に畏敬の念さえ感じたものだ)。この1年も彼の育児はキッチンを中心に廻っていたように思う。台所育児は私にとってもこの上なく楽しい。
明日は節分。太巻きを作る。今年は西南西がいいと聞いた。今から願い事を考えよう。
ミリタリーゾーンへ
夕方フィオレンティーナのMから「オレンジケーキを焼いたから食べにおいで」誘われて出かけていく。Mの夫は海軍に従事していて(ヴェネツィアには国内でも重要な海軍基地がある)Mの家もその中。何重もの厳重なセキュリティを抜けて門をくぐると、静かなヴェネツィアの中に更に平和な時が止まったような敷地が広がっている。官舎は豪邸でMもそこはユーモアで「こちらが大きなリビングでーす、こちらは大きなトイレでーす」と案内してくれる。窓からの眺め、お姫様にでもなったかのよう。現在制作中だというパッチワークを眺めながら美味しいケーキを頂く。
リンゴは最初おとなしくちょこんと座っていて「あなた達日本人は小さいうちからお行儀がいいわね」と言われたけど、10分もすると「やっぱり二番目の子どもはやんちゃね、世界共通だわ」と言われる。
ヴェネツィアーナのNも一緒だった。彼女はカンボジアから養子をもらって1年半。うちの子は5歳まで路上生活をしていて(母親は未成年の娼婦だそうだ)生き延びることができたから、とってもたくましくて幸運な子だわ。でもまだ今の生活が夢なんじゃないかって時々思っているみたいなの。サンタさんへの手紙に「今年もパパとママとクリスマスを過ごせますように。」と書いてたわ。毎年同じことを繰り返すことで彼の心を安定させてあげたいな。と話す。
Nは子どもと日常的にカンボジアでの暮らしを振り返り、ヴェネツィアで同じくカンボジアから国際養子を迎えた家族とコミュニティを作って交流し、みんなで現地のことを学んでいる。我が子のルーツを大切にするという姿勢に心打たれる。現地にはまだ兄弟が残されていて、引き取りたいけれども一人養子を迎えたことで優先順位がスタートに戻ってしまい、どれだけ時間がかかるか分からないとこぼしていた。
Nの息子は障害を持つクラスメイトをいつも当然のことのように助けている。小さいながら生きることの苦労を誰よりも知っているからだろうな。
帰り道手をつないで歩く子ども達。今日私達はカンボジアの言葉を二つ覚えた。
リンゴは最初おとなしくちょこんと座っていて「あなた達日本人は小さいうちからお行儀がいいわね」と言われたけど、10分もすると「やっぱり二番目の子どもはやんちゃね、世界共通だわ」と言われる。
ヴェネツィアーナのNも一緒だった。彼女はカンボジアから養子をもらって1年半。うちの子は5歳まで路上生活をしていて(母親は未成年の娼婦だそうだ)生き延びることができたから、とってもたくましくて幸運な子だわ。でもまだ今の生活が夢なんじゃないかって時々思っているみたいなの。サンタさんへの手紙に「今年もパパとママとクリスマスを過ごせますように。」と書いてたわ。毎年同じことを繰り返すことで彼の心を安定させてあげたいな。と話す。
Nは子どもと日常的にカンボジアでの暮らしを振り返り、ヴェネツィアで同じくカンボジアから国際養子を迎えた家族とコミュニティを作って交流し、みんなで現地のことを学んでいる。我が子のルーツを大切にするという姿勢に心打たれる。現地にはまだ兄弟が残されていて、引き取りたいけれども一人養子を迎えたことで優先順位がスタートに戻ってしまい、どれだけ時間がかかるか分からないとこぼしていた。
Nの息子は障害を持つクラスメイトをいつも当然のことのように助けている。小さいながら生きることの苦労を誰よりも知っているからだろうな。
帰り道手をつないで歩く子ども達。今日私達はカンボジアの言葉を二つ覚えた。
この冬一番の冷え込み
朝から冷え込んでマフラーをぐるぐる巻いて出かける。フィオレンティーナの友人Mと道でばったり会い、お喋り。そうしているうちに雪が降ってくる。広場のレオンチーニ(ちびライオン)までもぞこく見えて、日本のお地蔵さんのように何か着せてあげたいわ。
ロッタを迎えにいったら子ども達は昇降口の扉を開けるなり「雪だ!」「雪だ!」と大喜び。子どもはいいねー。雪やこんこんを歌いながら帰る。私は1番と2番の歌詞が混同していてロッタにきちんと教えてもらう。幸い雪はぼた雪で先日のようには積もらなかった。
帰宅してから日本の母に電話をかける。昔のように国際電話代もかからないし、これからは毎日一言でも話そうと思う。2010年に実行したいことその5、日本の家族とできるだけ話す。東京暮らしの時、夫は毎晩メールをチェックする時に数分でもマンマとスカイプしていて、日本贔屓でもさすがは家族を大切にするイタリア人、親に心配をかけないしっかりした人だなと思ったものだ。
さて今すごい勢いでリンゴのマフラーを編んでいる。来冬に向けてのんびり編む予定だったのだけど、彼が「もうできた?(にこにこ笑顔)」「あのねいまママはリンゴちゃんにマフラーあんでいるのよ(女言葉)」と会う人会う人に言っているので頑張って仕上げねば。単調な棒針なので、宿題や子ども達が遊ぶのをみながらせっせと手を動かす。
家にあるBRIOと義妹がクリスマスにプレゼントしてくれたHEROSのレールセットに互換性があることが分かり(さすが同じドイツ製!)、リビングからキッチンまで線路が伸びて、山を越えて列車が走ってくる。
夕方からはお友達の子どもに日本語のレッスン。博という新出漢字から博愛、博覧会、博士・・・子どものおばあちゃまがいらして博愛をイタリア語で説明してくれたけど、白水社の日伊辞典訳はどうもぴんと来なかった。良質な文章に触れて、普段から辞書をひき、習った熟語を日常的に使っていきたいところ。やはり言語習得には環境と日々の家庭学習が大切だなあと思う。
しかし教材を読むよりも思春期に入ったSちゃんとは恋愛や進路の話で盛り上がるのだった。(イタリアでは高等学校から進路別の進学となる)
ロッタを迎えにいったら子ども達は昇降口の扉を開けるなり「雪だ!」「雪だ!」と大喜び。子どもはいいねー。雪やこんこんを歌いながら帰る。私は1番と2番の歌詞が混同していてロッタにきちんと教えてもらう。幸い雪はぼた雪で先日のようには積もらなかった。
帰宅してから日本の母に電話をかける。昔のように国際電話代もかからないし、これからは毎日一言でも話そうと思う。2010年に実行したいことその5、日本の家族とできるだけ話す。東京暮らしの時、夫は毎晩メールをチェックする時に数分でもマンマとスカイプしていて、日本贔屓でもさすがは家族を大切にするイタリア人、親に心配をかけないしっかりした人だなと思ったものだ。
さて今すごい勢いでリンゴのマフラーを編んでいる。来冬に向けてのんびり編む予定だったのだけど、彼が「もうできた?(にこにこ笑顔)」「あのねいまママはリンゴちゃんにマフラーあんでいるのよ(女言葉)」と会う人会う人に言っているので頑張って仕上げねば。単調な棒針なので、宿題や子ども達が遊ぶのをみながらせっせと手を動かす。
家にあるBRIOと義妹がクリスマスにプレゼントしてくれたHEROSのレールセットに互換性があることが分かり(さすが同じドイツ製!)、リビングからキッチンまで線路が伸びて、山を越えて列車が走ってくる。
夕方からはお友達の子どもに日本語のレッスン。博という新出漢字から博愛、博覧会、博士・・・子どものおばあちゃまがいらして博愛をイタリア語で説明してくれたけど、白水社の日伊辞典訳はどうもぴんと来なかった。良質な文章に触れて、普段から辞書をひき、習った熟語を日常的に使っていきたいところ。やはり言語習得には環境と日々の家庭学習が大切だなあと思う。
しかし教材を読むよりも思春期に入ったSちゃんとは恋愛や進路の話で盛り上がるのだった。(イタリアでは高等学校から進路別の進学となる)
カーニバルの気配
土曜日
朝から白百合のように美しいN先生が自宅にいらしてピアノのレッスン。子供たちはN先生が大好きでチャイムが鳴るのを今か今かと待っている。私のバッハの小曲集がもう少しで終わりそうなので、N先生からのアドヴァイスを頼りに今度楽譜屋さんで新しい楽譜を選ぼう。
お茶を飲みながら、今年は発表会を開きましょうという話に。毎日ただ漫然と練習するより、目標のようなものがあった方が楽しいでしょう、とN先生。N先生はチェンバロ奏者なのでご自宅にピアノはなく、会場をどこにするかが問題。我が家の電子ピアノではちょっとねぇ。でも早速親馬鹿が始まって、ロッタに何を着せようかとわくわくしてくる。
大袈裟な日本式おじぎでN先生を見送る。
午後はクラスメイトのEの誕生会に招かれる。プレゼントの絵本を包装する時に、その本が酒井駒子さん(よるくまの)の本であることに気がついた。「Il Giorno di Neve〜雪の日」コマーコフとかなんとか読んでロシア人作家だと思っていた。さすがロッタが選んだ本ね!と思う。
誕生会でEは中世時代の騎士の服にマントをなびかせて迎えてくれた。小学生ともなると、大掛かりなフェスタは卒業して自宅で数人仲良しさんを呼んでお祝いするのが主流のよう。勿論保護者の付き添いもなし。ロッタを預けた帰り道、道路にカーニバルの紙吹雪の跡を見つける。バールにはもうフリテッレ(カーニバルの揚菓子)が並んでいる。誕生会ではカーニバルの仮面を作ったようで、お土産は海賊の仮面。
夜は夫とリンゴがお出かけの間、少し先ののロッタの楽譜集から「パパのおたんじょうび」を見つけて、来月の夫の誕生日はこれを弾いてびっくりさせようと企画する。
届いたばかりの福音館の月刊誌が面白くて何度も読む。
日曜日
朝食の後、夫と子ども達が歌まる師匠の笑点を見始めたので、しめしめと朝風呂。でもすぐ「お母さんは!」と見つかって、リンゴが、続いてロッタも嬉しそうに入ってくる。ロッタはずっとにこにこしてお湯につかっているので「いつもお姉ちゃんばっかりこきつかってるわねー」とシャンプーをする。
ノンナの家へランチ(週末はいつも主婦をさぼってノンナに甘える私。)に行くまでまだ時間があったので、棚の奥から習字セットを取り出す。今日は何を書こうか?ーうさぎ!平仮名を書くには半紙は小さすぎて、日本の母から八つ切りを送ってもらわなくては。夫も書きたがったけど左利きの人間に教えるのって簡単ではないわ。
2010年に実行したいことその4、日曜の朝に書道をする。
ランチはスーパーノンナの美味しいトマトパスタとコットレッタ。ノンナの作る料理はいつも隠し味などなくて、直球ストレートでとびこんでくる。美味しすぎて、プリモを食べる間は子ども達でさえ一言も喋る余裕がない。無言でひたすらパスタを平らげる。
午後は数時間ノンナに子ども達を預かってもらって、夫と二人で自宅リビングの片付けをして、しばしのんびり。
これから迎えにいったら、ノンナとベンチ型の収納をひっくり返して、カーニバルの衣装(お古)を探すつもり。セピア色の写真の中の夫と義妹はノンナお手製のクラシックな衣装を着ている。2010年の今も、ヴェネツィアにはそんなのが似合いそう。
朝から白百合のように美しいN先生が自宅にいらしてピアノのレッスン。子供たちはN先生が大好きでチャイムが鳴るのを今か今かと待っている。私のバッハの小曲集がもう少しで終わりそうなので、N先生からのアドヴァイスを頼りに今度楽譜屋さんで新しい楽譜を選ぼう。
お茶を飲みながら、今年は発表会を開きましょうという話に。毎日ただ漫然と練習するより、目標のようなものがあった方が楽しいでしょう、とN先生。N先生はチェンバロ奏者なのでご自宅にピアノはなく、会場をどこにするかが問題。我が家の電子ピアノではちょっとねぇ。でも早速親馬鹿が始まって、ロッタに何を着せようかとわくわくしてくる。
大袈裟な日本式おじぎでN先生を見送る。
午後はクラスメイトのEの誕生会に招かれる。プレゼントの絵本を包装する時に、その本が酒井駒子さん(よるくまの)の本であることに気がついた。「Il Giorno di Neve〜雪の日」コマーコフとかなんとか読んでロシア人作家だと思っていた。さすがロッタが選んだ本ね!と思う。
誕生会でEは中世時代の騎士の服にマントをなびかせて迎えてくれた。小学生ともなると、大掛かりなフェスタは卒業して自宅で数人仲良しさんを呼んでお祝いするのが主流のよう。勿論保護者の付き添いもなし。ロッタを預けた帰り道、道路にカーニバルの紙吹雪の跡を見つける。バールにはもうフリテッレ(カーニバルの揚菓子)が並んでいる。誕生会ではカーニバルの仮面を作ったようで、お土産は海賊の仮面。
夜は夫とリンゴがお出かけの間、少し先ののロッタの楽譜集から「パパのおたんじょうび」を見つけて、来月の夫の誕生日はこれを弾いてびっくりさせようと企画する。
届いたばかりの福音館の月刊誌が面白くて何度も読む。
日曜日
朝食の後、夫と子ども達が歌まる師匠の笑点を見始めたので、しめしめと朝風呂。でもすぐ「お母さんは!」と見つかって、リンゴが、続いてロッタも嬉しそうに入ってくる。ロッタはずっとにこにこしてお湯につかっているので「いつもお姉ちゃんばっかりこきつかってるわねー」とシャンプーをする。
ノンナの家へランチ(週末はいつも主婦をさぼってノンナに甘える私。)に行くまでまだ時間があったので、棚の奥から習字セットを取り出す。今日は何を書こうか?ーうさぎ!平仮名を書くには半紙は小さすぎて、日本の母から八つ切りを送ってもらわなくては。夫も書きたがったけど左利きの人間に教えるのって簡単ではないわ。
2010年に実行したいことその4、日曜の朝に書道をする。
ランチはスーパーノンナの美味しいトマトパスタとコットレッタ。ノンナの作る料理はいつも隠し味などなくて、直球ストレートでとびこんでくる。美味しすぎて、プリモを食べる間は子ども達でさえ一言も喋る余裕がない。無言でひたすらパスタを平らげる。
午後は数時間ノンナに子ども達を預かってもらって、夫と二人で自宅リビングの片付けをして、しばしのんびり。
これから迎えにいったら、ノンナとベンチ型の収納をひっくり返して、カーニバルの衣装(お古)を探すつもり。セピア色の写真の中の夫と義妹はノンナお手製のクラシックな衣装を着ている。2010年の今も、ヴェネツィアにはそんなのが似合いそう。
